温度精度については、さまざまな側面から検討する必要があります。例えば、温度制御システムは+/-0.5℃以内です。しかし、これでは庫内の温度の広がりに対応できません。これを調べるために、熱電対を使って庫内をマッピングし、これを温度均一性調査またはTUSと呼びます。最高のオーブンは+/-5℃の範囲内にあります。オーブンの精度に影響を与えるその他の要因としては、空気交換や使用可能な容積があります。
オーブンの温度分布は、設定値が低いほど改善されます。これは、室温と設定値との間のΔTがより近くなり、外部環境への熱損失が減少するためです。また、低温では空気が「厚く」なるため、移動しやすくなるためでもあります。
安全上の理由から、あるいはオーブン内の製品を保護するために、これが懸念される場合は、オーブンに過熱防止装置を設定する必要があります。この装置は、あらかじめ設定された温度を超えると作動を停止します。ここでひとつ覚えておいていただきたいのは、過昇温は発熱反応を止めることはできないということです。火災の危険性や温度超過の懸念がある場合は、プロセスを考慮する必要があります。
オーブンには、さまざまなステップ、ランプ、ドウェルが可能なコントローラーが付属しています。このような機能を実現するには、プログラマーが必要です。また、一部の制御モジュールではデータロギングが可能で、運転終了後にデータを呼び出すことができます。